2012年11月07日

11/4 反原発・反失業 労働者集会・発言@

斉藤征二さん 
 (元全日本運輸一般労働組合原子力発電所分会)

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 1940年(昭和15年)11月30日、太平洋戦争直前に生をいただいた斉藤征二です。
 戦後、全国津々浦々、高度成長時代を現場労働者として、原発をはじめ、多くの大企業が次々に建設され、雇用が生み出される一方、日米安保闘争を始め、時が流れるにつれて多くの労働争議も見て参りました。
 1981年4月、日本原子力発電敦賀原発1号機の事故隠し事件は私の人生を一変させたと言っても過言ではありません。自分が先頭に立って労働組合を結成するとは夢にも思っていませんでした。
 1981年7月1日、全日本運輸一般労働組合関西地区生コン支部をはじめ労働組合、学生、市民のみなさまに多大なご支援をいただき結成することができました。
 組合結成以来、数々の成果もあがりました。
 原発とは、人の生命もかえりみず、吸血鬼のような利権集団のかたまりである。
 何度もくり返すデモは、収束の見えない福島原発の中で大飯3、4号機が稼働されたことが最大の要因と考えられます。同時に今後の最大の課題は、人材確保であります。
 被曝労働の悲惨さをまったく知らない野田内閣、多くの労働者を使い捨てにしている状態を日本の誇りだと言った、この言葉は殺人行為とも言えます。
 地震列島日本、今すぐすべての原発を停止から廃炉に。今日の状況を踏まえ、労働運動とは「人の痛みは我が身の痛み」の言葉通りにすべての人が手をつなぎ、一本の鎖になって未来に向けて、刻のない、平等な社会を実現していこうではありませんか。
 強い心、強い気持ちで自分との戦いに負けることなく、学生、市民、労働者が心一つにして労働組合に結集し、労働組合は階級闘争であることを心に銘記して全力で社会を変えていきましょう。
 最後に、私たち組合にくさびを打ち込まれたくやしい思いを心に大企業、国家権力と戦っていくことを誓い、微力ではありますががんばっていく決意です。


佐藤幸子さん 
 (子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク代表)
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 10月、福島は実りの秋を迎え、農家は黄金色に実った稲の稲刈りに脱穀に忙しい毎日でした。しかし、この見事に実った稲に、今年は雀がやってきません。なぜでしょうか? お米は雀の大好物のはずなのに。福島の危険性を雀は感じ取っているのか、雀の姿を見ること自体少なくなってしまいました。
 10月は、各地で秋祭りの季節でもありました。様々な食べ物の屋台に子どもたちの姿を見るとき、複雑な気持ちになります。この場に子どもたちを置いておくことが将来に渡って後悔することになりはしないかと。
 昨年の3・11以降、外での子どもたちの活動は制限されてきました。子どもにとって自然の中でいのちの尊さ、自然の不思議さ、美しさに感動を受けることは教室での勉強以上の学びの場です。
 それができない、また、することによって被曝させてしまうこの状況をつくり出してしまったことの重大性を国、東電はじめ原子力ムラの人びとはどう考えているのでしょうか? この1年8ケ月国の対応はまったく誠意が見られず、福島県民は、先の見えない絶望の淵にいまだ立たされたままです。
 今年、福島市で5500人にアンケート調査をしました。その中で、これまでに避難を考えた事のある人30%、今でも避難したいと思っている人30%という結果は、福島市が安心してもらうためにどんなに除染を試みたところで市民は安全な場所にならないと思っていることを物語っています。
 しかし、今の暮らしや仕事を簡単に捨てることはできないのです。そのことによってどんなことが起こるのかは、強制避難区域となった市町村をみれば明らかです。漁民が漁に出ることができない、農民が田畑で農作業ができない、労働者が工場でお店で働くことができない。自分で選んだわけではないこの現実を受け入れることができずにいます。そのために、引きこもりとなり、認知症、肥満、うつ病、自殺が増えそして家庭崩壊と、想像もしなっかたことが次々と起こります。そのような中で、酒に溺れる人、ギャンブルに走る人も出てきました。
 そのことを、まわりの人びとが非難しています。「お金をもらって遊んでいる」と。なんと悲しいことでしょうか。被害者同士が罵り合い、分断されるのです。補償金がもらえれば解決することではないのです。
 そして子どもたちは、「将来ガンになるかもしれないんだよね?」「元気な赤ちゃんが産めますか?」と小さな声を上げています。そんなことを子どもに言わせるこの国の政治家たちは、どこを向いているのでしょうか? 弱い立場の声なき声を拾い上げるのが政治家の役目ではないでしょうか?
 原発事故後、「放射能安全神話」をつくり出し、事故が起こっても大丈夫、福島は、こんなに元気にがんばっています、と言わんがばかりの福島県の対応にも、心ある人びとは、怒りを爆発しています。当たり前です。県民を守るべき福島県が、真っ先に「100ミリ安全」を受け入れたのですから。
 福島県民健康調査の検討会の委員はすべてがこの「100ミリ安全」側です。議論するまでもありません。初めに結論ありきなのですから。甲状腺検査結果を見ても、嚢胞、結節があっても「もともとあったものだ」と再検査を先延ばしにしています。すでに一人が甲状腺ガンの診断を受けました。それでも、「今回の影響ではない」と言い切ります。
 8月1日に福島市で行われた「エネルギー聴取会」での福島県民が出した答えは「原発直ちにゼロ」でした。全国でも、8割の人びとが「ゼロ」を望んでいます。官邸前に20万人集まり、再稼働反対を叫んでいます。それでも、経済界が一言「原発ゼロは認めない」と発言すれば、国民の意志などないことにされてしまう、このようなことがまかり通る民主主義ってありえません。
 もう、国も県も私たちは信じることができません。子どもたちのいのちを守ろうとする姿勢が見えないのです。福島の親たちの不安をつくり出しているのは、こうした、対応の結果だということをまったく理解していないのが、今の国であり福島県なのです。
 私たち福島に住まざるを得ない、多くの県民は決して県民同士分断されてはなりません。あらゆる人びとと、考え方の違い、過去のしがらみを乗り越えて、子どもたちのいのちを守るために全国の人びととつながらなければなりません。無駄に失っていい、いのちなど一つもないのですから。福島があらゆる矛盾を抱えたこの国の、変革の先頭に立たたなければならないと覚悟しています。それは、すべてのことが未来の子どもたちの存続に関わる大きな問題だからです。
 今の暮らしを見直していきましょう。もうこれ以上電気を使う暮らしはいらない。これ以上自然を壊す暮らしはいらない。これ以上傷付けあう暮らしはいらない。これ以上押付けあう暮らしはいらない。農村を蔑ろにした結果が今の社会。都市を大きくした結果が今の社会。弱者を切り捨てた結果が今の社会。自分が変わらなければ暮らしは変わらない。自分が変わらなければ社会は変わらない。自分が変わらなければ人類滅亡への坂道を転げ落ちることになる。そのことをしっかり胸に刻んで、一人ひとりが自分の足元から変えていきましょう。必ず日本の未来を、私たち国民の手に取り戻しましょう。

posted by 新橋アクション at 13:28| 東京 ☀| Comment(0) | 集会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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